Java版マインクラフト1.20.2リリース！

先日リリースされた1.20『旅路と物語』のマイナーアップデート版1.20.2がリリースされたので紹介したいと思います。

1.20.2で追加された新要素

1.20.2で新要素が複数追加されています。

アクセシビリティ設定に新しい項目を追加

アクセシビリティ設定に、新しい項目「音声読み上げ・ショートカットキー」が追加されました。

オンに設定すると、Ctrl + Bで「音声読み上げ」のオン・オフができます。

オフの場合は、Ctrl + Bを押しても「音声読み上げ」は起動しません。

プレイヤーのスキンと名前が社交設定画面で通報できるように

プレイヤーのスキンと名前が社交設定画面で通報するための新しい項目「プレイヤーを通報」が追加されました。

チャットの報告と同様に、プレイヤーのスキンや名前の通報も人間によって処理されます。

スキンや名前が通報され、コミュニティ規定に違反していることが判明した場合は、管理者は以下の措置を取ることができます。

違反したプレイヤーのスキンの使用を禁止できます。

違反したプレイヤーの名前の使用を禁止できます。

※違反が繰り返された場合は、そのプレイヤーをオンラインプレイから一定期間禁止することができます。

禁止されたスキンを使用しているプレイヤーは、以下の措置が講じられます。

スキンが削除されます。

ゲーム起動時に選択中のスキンが禁止されていることが通知されます。

デフォルトスキンが自動的に割り当てられます。

※マルチプレイおよびシングルプレイに関する制限はありません。

※デフォルトスキンから新しいカスタムスキンに変更することはできます。

禁止された名前を使用しているプレイヤーは、以下の措置が講じられます。

ゲーム起動時に名前を変更を要求する通知がきます。

名前を変更するまでオンラインプレイはできません。

※名前を変更しなくてもシングルプレイは可能です。

禁止されたスキンや名前は、今後どのプレイヤーも使用することはできません。

プレイヤーの通報カテゴリーに以下の項目が新しく追加されました。

「I want to report them」

新しいゲームルールを追加

ゲームルール「enderPearlsVanishOnDeath」が新しく追加されました。

エンダー・パールを投げたプレイヤーが死亡した際に、エンダーパールを消滅するかどうかを設定することができます。

デフォルトはtureに設定されています。

falseに設定すると、エンダーパールを投げた直後に死亡しても、エンダーパールが地面に落ちる前にリスポーンすることで、その場所にテレポートできます。

新しく追加されたコマンド

コマンド「/random」が新しく追加されました。

乱数を抽出したり、乱数を再設定することができます。

構文: random value|roll <range> [<sequenceId>]or random reset *|<sequenceId> [<seed>] [<includeWorldSeed>] [<includeSequenceId>]

新しく追加された実験データパック

実験データパック「村人の交易の再調整」が新しく追加されました。

新しく追加されたタグ

ブロックタグ「concrete_powder」が新しく追加されました。

すべてのコンクリートパウダーを含まれます。

ブロックタグ「camel_sand_step_sound_blocks」が新しく追加されました。

このタグに含まれるブロックはラクダが上を歩いた際に、サウンド「entity.camel.step_sand」を発生させます。

sandと#concrete_powderが含まれます。

エンティティタグ「non_controlling_rider」が新しく追加されました。

スライムやマグマキューブなど、騎乗しているエンティティを制御できないエンティティが含まれます。

ダメージタイプタグ「no_knockback」が新しく追加されました。

このタグに含まれる種類のダメージからのノックバックが発生しなくなります。

ノックバックが独自のイベントによって引き起こされる「爆発ダメージ」などが含まれます。

ゲームイベントタグ「unequip」「vibrations」「warden_can_listen」が新しく追加されました。

ブロック・アイテムタグ「#flowers」にchorus_flowerとspore_blossomが新しく追加されました。

実験的要素で新しく追加された探検家の地図で構造物を探すために、以下の構造物タグが新しく追加されました。

#on_desert_village_maps : village_desertを含みます。

#on_jungle_explorer_maps : jungle_pyramidを含みます。

#on_plains_village_maps：village_plainsを含みます。

#on_savanna_village_maps : village_savannaを含みます。

#on_snowy_village_maps : village_snowyを含みます。

#on_swamp_explorer_maps : swamp_hutを含みます。

#on_taiga_village_maps : village_taigaを含みます。

ダメージタイプタグ「#always_kill_armor_stands」が新しく追加されました。

#arrow、trident、mob_projectile、fireball、wither_skullが含まれます。

このタグに含まれるダメージタイプは、防具立てを必ず消滅させます。

1.20.2で変更された要素

1.20.2で既存要素の仕様が複数変更されています。

バリアブロックの仕様を一部変更

クリエイティブモードで、バリアブロックを水で浸すことができるようになりました。

葉やマングローブの根のようにバリアブロックから水が流れ出すことはありません。

また、ディスペンサーなどでバリアブロックを水で浸すことはできません。

コーラスフラワーの仕様を一部変更

コーラスフラワーの側面に吊り看板や鐘が設置できなくなりました。

また、上面に松明やランタンが設置できなくなりました。

飾り壺に関する変更

クリエイティブモードでツールチップが追加されました。

ダイヤモンドの集塊の仕様を一部変更

オーバーワールドの深層岩の層で、ダイヤモンドの集塊がより多く生成されるようになりました。

竹のフェンスと竹のフェンスゲートに関する変更

竹のフェンスと竹のフェンスゲートが、レシピブックのメニューで他のフェンスとフェンスゲートのグループにそれぞれ追加されました。

桜色の花びらの仕様を一部変更

ヒットボックスの大きさが花びらの数に応じて増加するようになりました。

ジュークボックス・トリップワイヤーフックの設置音を変更

使用していた石の設置音が板材に変更されました。

レバー・レッドストーンコンパレーター・リピーターの設置音を変更

使用していた板材の設置音が石に変更されました。

スポンジ・濡れたスポンジの設置音を変更

専用の設置音を使用するようになりました。

コーラスフラワーの仕様を一部変更

高所から地面に落下するまでに食べると、落下ダメージを無効にできるようになりました。

探検家の地図に関する変更

地図に表示される構造物のアイコンが変更されました。

スカルクセンサー

すべてのゲームモードで、防具の装備解除の振動を検知できるようになりました。

スカルクセンサー・調律されたスカルクセンサーに関する変更1

ゲームイベント「entity_roar」と「entity_shake」の代わりに、ゲームイベント「entity_action」(周波数4)が新しく追加されました。

以下のイベントを検出できます。

カメが砂を取り除く

ラクダが立ち上がる、座る、ダッシュする

ウィッチがポーションを飲む

また、「entity_damage」(周波数4)で以下のイベントを検出できるようになりました。

不死のトーテムを使用する

振動がシミュレーション距離の制限で失われる危険性がなくなりました。

また、装備を外した際の新しい振動が追加されました。

ゲームイベント「unequip」周波数4

さらに、以下の振動が検知できるようになりました。

ホッパーを介して模様入りの本棚に本を収納する

ゲームイベント「block_change」周波数11

カメの卵にヒビが入る

ゲームイベント「block_change」周波数11

カメの卵が孵化する

ゲームイベント「block_destroy」周波数12

骨粉を使用する

ゲームイベント「item_interact_finish」周波数3

水入りスプラッシュ瓶で火を消す

ゲームイベント「block_destroy」周波数12

エヴォーカーがヴェックスを召喚、またはファングアタックをする

ゲームイベント「entity_place」周波数14

ウサギがニンジンを食べる

ゲームイベント「block_change」周波数11

キツネがスイートベリーを食べる

ゲームイベント「block_change」周波数11

ラクダがサボテンを食べる

ゲームイベント「eat」周波数8

レコード「Pigstep」に関する変更

レコード「Pigstep」がクリエイティブインベントリタブの正しい位置に移動しました。

村人の取引の仕様を一部変更

村人ゾンビになった村人を治療した際の値引きが、初めて治療したときのみ適用されるようになりました。

これにより、同じ村人を何度も治療してたくさん値引きして貰うことができなくなりました。

アイアンゴーレムの仕様を一部変更

1.19でアイアンゴーレムのスポーンする間隔が30秒から35秒に変更されましたが、23w31aで撤回されました。

ピグリンの仕様を一部変更

ピグリンが物々交換する間隔が6秒から6.5秒に変更されていましたが、23w31aで撤回されました。

ミツバチにの仕様を一部変更

胞子の花やコーラスフラワーから花粉を採取できるようになった。

村人の取引に関する変更

村人の新しい取引のロックが解除された際の取引項目の順番が、常にランダムで表示されるようになりました。

進捗に関する変更

進捗「オシャレな鍛冶職人」を達成した際に、150の経験値が得られるようになりました。

コマンドフォーマットに関する変更

構文/execute if|unless functionと/return runが削除されました。

ゲームルールに関する変更

ゲームルール「randomTickSpeed」が、穀物と同じように積雪と凍結に影響するようになりました。

デバッグ画面に関する変更1

F3+Bで表示される当たり判定を表示した際に、エンティティとその上に乗っているエンティティの接地面が黄色で強調されるようになりました。

デバッグ画面に関する変更

デバッグ画面のグラフを開く際の操作が以下のように変更されました。

プロファイラグラフ : F3+Shift からF3+1に変更されました。

TPS・FPS : F3+CTRLからF3+2に変更されました。

バンド帯・pingグラフ : F3+ALTからF3+3に変更されました。

デバッグ画面に関する変更2

Ctrl + F3を押すと、Pingと受信したネットワーク・トラフィックのグラフが表示されます。

攻撃可能範囲の仕様を一部変更

Mobの攻撃感応範囲が、水平方向の横幅を使用するのではなく、水平方向に拡大された当たり判定で決定されるようになりました。

例として、ラベジャーの攻撃が、数ブロックの厚さの壁を貫通することがなくなりました。

Mobの攻撃可能範囲は当たり判定の正確な垂直範囲になりました。

以下の例のように、Mobの当たり判定とターゲットの当たり判定が垂直方向で重ならない場合は、Mobは攻撃できません。

中型Mob（例:ウマ）に乗ると、小型Mob（例:子供ゾンビ）からの攻撃を受けることがなくなりました。

背の高いMob（例:ラクダ）に乗ると、標準サイズのMob（例:ゾンビ）からの攻撃を受けなくなりました。

エンダーマンの攻撃を避けられる高さが1.5ブロックから3ブロックに変更されました。

Chunkフォーマットに関する変更

Mobに付与されているステータス効果をワールドに保存する際に、数値IDを使用しなくなりました。

例: 4 → minecraft:mining_fatigue

チャットの仕様を一部変更

無効なチャットメッセージを受信した際に、クライアント側が接続を切断することがなくなり、代わりにプレースホルダメッセージがチャットに表示されるようになりました。

タグに関する変更

構造物タグ

「on_desert_village_maps」「#on_jungle_explorer_maps」「#on_plains_village_map」「#on_savanna_village_maps」「#on_snowy_village_map」「#on_swamp_explorer_map」「#on_taiga_village_maps」

が実験的要素「 村人の取引の再調整 」のデータパックに移動されました。

データパックのバージョンを更新

バージョンが18に更新されました。

データパックに関する変更

防具装飾の模様ファイルに「decal」フィールドが新しく追加されました。

※デフォルトはfalse

trueの設定した場合は、模様のテクスチャは、防具のオーバーレイで上書きなされます。

リソースパックのバージョンを更新

バージョンは18に更新されました。

サーバーの仕様を一部変更

クライアント側の設定が、サーバーに参加する際の設定ネットワークフェーズでサーバー側に送信されるようになりました。

LWJGLライブラリとJavaのバージョンを更新

LWJGLライブラリのバージョンが3.3.2に更新されました。

また、このゲームに同梱されているデフォルトの Java のバージョンがMicrosoft OpenJDK 17.0.8に更新されました。

実験的追加要素の内容

実験データパック「村人の交易の再調整」が新しく追加されました。

以下の実験的要素の変更は、ワールド新規作成画面→「ゲーム設定」→「実験的機能」で ” 村人の取引の再調整 “を有効にすることで確認できます。

司書の村人の取引の仕様を一部変更

司書の村人が販売するエンチャントの本のエンチャント効果が変更され、エンチャント効果は、バイオームによって異なるようになりました。

さらに、エンチャントの本の中には、特別なエンチャントの本に設定され、職業レベルが「達人」からしか入手できなくなり、クロスボウ、釣り竿、トライデントのエンチャントは取引で入手できなくなっています。

また、ジャングルと沼地の村は自然には生成されません。そのため、プレイヤーはこれらのバイオームで村人を繁殖させるか、ゾンビ村人を治療する必要があります。

行商人の取引の仕様を一部変更

行商人の取引の仕様が変更されました。

行商人の取引が全体的に値下げされ、各アイテムの在庫量が増えました。

また、行商人が以下のアイテムを取引するようになりました。

エメラルド1個で原木8本(各種)/取引回数4回

エメラルド6~20個(エンチャントも種類による)で鉄のツルハシ1本(エンチャント付き)/取引回数1回

エメラルド5個で透明化のポーション1個/取引回数1回

さらに、行商人に以下のアイテムを売ることができるようになりました。

水入り瓶1個をエメラルド1個で買取/取引回数1回

水入りバケツ1個をエメラルド2個で買取/取引回数1回

ミルク入りバケツ1個をエメラルド2個で買取/取引回数1回

発酵したクモの目1個をエメラルド2個で買取/取引回数1回

ベイクドポテト4個をエメラルド1個で買取/取引回数1回

干草の俵1個をエメラルド1個で買取/取引回数1回

構造物のチェストの戦利品に関する変更

古代都市 – 修繕のエンチャント本の生成率が上がりました。

砂漠の寺院 – 耐久力(レベルI～III)のエンチャント本の生成率が上がりました。

ジャングルの寺院 – 耐久力(レベルI～III)のエンチャント本の生成率が上がりました。

廃坑 – 効率強化(レベルI〜V)のエンチャント本の生成率が上がりました。

前哨基地 – 高速充填(レベルI～III)のエンチャント本の生成率が上がりました。

製図家の仕様を一部変更

製図家が別のバイオームの村が記された探検家の地図を販売するようになりました。

ジャングルと沼地の村は自然生成されないので、代わりにジャングルの寺院・ウィッチの小屋を記す探検家の地図が販売されます。

また、ジャングルと沼地の製図家からアイテムを買いたい場合は、この2つのバイオームで村人を繁殖させるか、村人ゾンビを治療する必要があります。

製図家の新しい取引内容

新米 – 紙24枚をエメラルド1個、エメラルド7個を白紙の地図1枚に交換してくれます。

見習い – ガラス板11枚をエメラルド1個、エメラルド8個/コンパス1個を探検家の地図1枚に交換してくれます。

一人前 – コンパス1個をエメラルド1個、エメラルド13個/コンパス1個を海洋探検家の地図1枚に交換してくれます。

熟練者 – エメラルド7個を額縁1個、エメラルド3個を各種旗に交換してくれます。

達人 – エメラルド8個を地球の模様の旗の模様1個、エメラルド14個/コンパス1個を森林探検家の地図1枚、コンパス1個を探検家の地図1枚に交換してくれます。

防具鍛冶の仕様を一部変更

ダイヤモンドの防具を購入する際に、ダイヤモンド数個が要求アイテムに追加されました。

達人の防具鍛冶が、鉄のブロックを買い取ってくれるようになりました。

チェーンの防具は、ジャングルと沼地の防具鍛冶が独占して販売するようになりました。

サバンナの防具鍛冶は、呪われた防具を他のバイオームの防具鍛冶よりも低価格で販売するようになりました。

タイガの防具鍛冶は、エンチャント付きの鉄の防具を販売しない代わりに、エメラルド数個+いずれかのダイヤモンドの防具を、別のダイヤモンドの防具と交換してくれるようになりました。